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千住スプリンクラー株式会社、代表取締役社長の上野昌章です。 本年1月の就任以来、慌ただしくも充実した日々を過ごしておりますが、ようやく皆様に最初のご挨拶をお届けできる運びとなりました。 就任早々の1月、私はアラブ首長国連邦のドバイで開催された世界最大級の消防設備展示会「Intersec」を視察してまいりました。現地で肌で感じた圧倒的なエネルギーと、世界における当社の立ち位置についてご報告させていただきます。 |
【1】圧倒的なスケールと熱気:ドバイの消防事情「Intersec」は、まさに世界最高峰の舞台でした。会場の約半分を占拠する勢いを見せていたのは、NAFFCOやBristolといった現地の総合消防設備メーカーです。巨大なブースではロボットショーやコンサートまで開催されるなど、そのエンターテインメント性と投資規模の大きさには圧倒されました。 現在、ドバイでは凄まじい勢いで高層ビル群の建設が進んでおり、基本的にすべてのビルにスプリンクラーの設置が義務化されているそうです。この旺盛な需要が、市場の熱気を支えていることを改めて実感しました。 |
【2】英国Rapidrop社との絆、そしてグローバル展開今回の視察では、2008年以来の戦略的パートナーである英国Rapidrop社の経営陣(CEOを含む)と、今後の展開について深く議論を交わしました。 同社はフレキシブルホースのパイオニアとして欧州で確固たる地位を築いていますが、実は同社が欧州・中東・アフリカ地域で展開しているハンダ式スプリンクラーヘッド(住宅向けコンシールド型や日本で主流のフラッシュ型)は、当社がOEM供給しているものです。 当社の「品質」と彼らの「ネットワーク」が融合し、世界各国の建物を守っている事実は、私にとっても大きな誇りです。 |
【3】世界市場の真実:年間3〜4億個の需要Rapidrop社との意見交換の中で、非常に興味深いデータを得ることができました。彼らがGoverning Memberとして参画している国際団体「IFSA(International Fire Suppression Alliance)」の統計です。
スプリンクラー市場は、世界規模で今なお力強く成長を続けている「成長産業」なのです。 |
【4】IFSAへの加盟と、世界のリーダーシップへの参画帰国後、早速IFSAの事務局長とオンライン会議を行いました。驚いたことに、事務局長はかつてTyco社(世界最大手の一角)におり、「千住の製品は非常に高品質だったことをよく覚えている」と高く評価してくれていました。 現在、世界市場では東南アジアやインドが急成長する一方で、偽造品(コピー品)の流通も課題となっています。これらに対する啓蒙活動や教育も、IFSAの重要な使命です。 この度、当社もIFSAのGoverning Memberとして正式に加入することを決定いたしました。私自身もBoard Member(理事)として、世界の消防業界のルール作りや発展に直接関与していくこととなります。
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【5】日本国内、そして次の一手に向けてさて、今回は海外での動きを主にご報告いたしましたが、現在、日本国内においても大きな変革の準備を進めております。 当社のこれまでの歴史を尊重しつつ、時代に即した新たな価値を皆様に提供できるよう、組織のあり方や事業の方向性について多角的な検討を重ねております。 これら「千住スプリンクラーの次なる姿」については、しかるべきタイミングで改めて発表させていただく予定です。皆様に驚きと期待を持っていただけるような、ワクワクするニュースをお届けできるよう準備しておりますので、どうぞご期待ください。 |
【6】今後の予定世界と日本を繋ぎ、当社の可能性を広げる歩みを止めることはありません。
現地で得た最新の知見は、今後も皆様に共有させていただきます。 新体制となった千住スプリンクラーに、ぜひご注目ください。 |